それを知りたいと思う人が、音楽理論や作曲の本のコーナーにいらっしゃると思います。
私への質問でもこれが一番多いので、なんとか最小限の説明で伝えたいと思い、本書でも1章を割いてがんばっています。
しかし、悪戦苦闘し出た結論は、やはり基礎をみっちりやっていただくしかない、ということです。
基礎といってもそんなには多くなくて、具体的には「ダイアトニックスケール」と「ダイアトニックコード」について学んでいただければ、それで約8割です。これで巷に溢れている「作曲を学ぼう」の内容以上のことができるようになります。
「ダイアトニックスケール」と「ダイアトニックコード」にを学ぶためには、音程と和音の知識が必要です。それがあれば、一瞬でわかります。
ちなみに、本書のトライアルを実際のレッスンを通して行ったところ、以下のような時間がかかることがわかりました。
音程 7時間
和音 5時間
計 12時間
この時間が多いか少ないかは個人差があると思いますが、音楽を継続してきた人なら、さほど長い時間ではないと思います。恐らくこの問題について検索してきた時間を足したならば、優に20時間はこえるのではないでしょうか。
本書で書かれていることは別に新しいことは、ほぼありません。ネットで検索すればわかることです。しかし、意外と全てがまとまっているところはないし、また使えるようになるまでの練習がありません。
本書では練習問題に多くの紙面を割いています。答えもあります。基礎的な技術を徹底的に訓練してもらうことこそが、結局のところ最短ルートであると考えています。
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